共通テスト情報Ⅰプログラミング教育学習塾高校生

共通テスト「情報Ⅰ」と塾のプログラミング教室:対策の現実と保護者説明のポイント

共通テスト「情報Ⅰ」と塾のプログラミング教室:対策の現実と保護者説明のポイント

共通テスト「情報Ⅰ」とは、2025年度入試(2025年1月実施)から国公立大学入試に追加された新教科で、プログラミング・データ活用・情報倫理を扱う科目です。 この記事では、情報Ⅰの出題傾向と塾が対策講座を開設する際のポイント、保護者・生徒への説明方法を解説します。

2025年
共通テスト「情報Ⅰ」初実施年度
大学入試センター
国公立大受験生全員
情報Ⅰ受験が原則必須
国公立大の多くで採用
100点満点
情報Ⅰの配点(センターの場合)
大学入試センター

共通テスト「情報Ⅰ」とは何か

情報Ⅰは2022年度から高校の必履修科目となった「情報」の学習指導要領に対応した科目で、2025年度入試から共通テストに正式採用されました。出題範囲は大きく4分野です。

分野主な内容
情報社会の問題解決情報倫理・著作権・セキュリティ
コミュニケーションと情報デザインUX・データ表現・メディア
コンピュータとプログラミングアルゴリズム・フローチャート・擬似コード
情報通信ネットワークとデータ活用ネットワーク・統計・データ分析

4分野のうち「プログラミング」は全体の20〜30%程度を占めると予想されており、コーディング記述ではなくアルゴリズムの読み取り・トレース・条件分岐の理解が中心です。

💡情報Ⅰは「コードを書く」試験ではない

共通テスト情報Ⅰでは、実際にコードを入力する問題は出題されません。擬似コード(プログラムに似た記法)の動作を読み解く問題が中心のため、「プログラムの流れを理解する力」が必要です。スクラッチやマインクラフトを通じてプログラミング的思考を育んできた生徒は、この読み取り力に強い傾向があります。

塾が情報Ⅰ対策に取り組む際の現実的なアプローチ

高校生向けと小中学生向けで目的が異なる

情報Ⅰ対策を塾で実施する場合、対象年齢によってアプローチが変わります。

高校生(直接対策)

  • 共通テスト形式の演習問題・模試の活用
  • アルゴリズム・データ構造の基礎学習
  • Python または擬似コードの読み取り演習

小中学生(基礎力形成)

  • プログラミング的思考(順次・分岐・繰り返し)の体感
  • ゲーム型教材でアルゴリズムの概念を自然に習得
  • 将来の情報Ⅰ対策の「土台づくり」として訴求可能

小中学生向けプログラミング教室を運営している塾は、「情報Ⅰに向けたプログラミング的思考の基礎形成」というポジションで保護者に説明できます。マインクラフト教育版はこの用途に特に向いており、子どもの熱量を維持しながらアルゴリズムの概念を体感させることができます。

情報Ⅰ対策専門コースを設ける場合の注意点

高校生を対象に情報Ⅰ対策コースを新設する場合、以下の点を事前に確認してください。

⚠️情報Ⅰ対策コース開設前の確認事項

①担当できる講師が確保できているか(プログラミング基礎・統計の知識が必要)②市販の問題集・参考書を使ったカリキュラムが組めるか ③既存の数学・英語コースとの時間割調整 ④生徒の高校での情報Ⅰの授業進捗と連動できるか

情報Ⅰは学校の授業と重複する内容が多いため、「学校の授業の先取り・補強」として位置づけるほうが保護者に刺さりやすいです。

保護者への説明:「なぜ今プログラミングを学ぶのか」の伝え方

よくある保護者の疑問と回答例

「情報Ⅰって本当に大学受験に関係あるの?」

国公立大学を受験する場合、情報Ⅰは原則として共通テストで受験が必要です。科目の配点や比率は大学によって異なりますが、無視できない科目になっています。特に理系学部では情報系の学部・学科が急増しており、入試での情報Ⅰの重要性はこれからさらに高まります。

「小学生からプログラミングを習っても情報Ⅰに役立つの?」

共通テスト情報Ⅰのプログラミング問題は、コードを書く力より「アルゴリズムを読み解く力」を問います。小学生のうちからゲームや教材でプログラミング的思考(順番・条件分岐・繰り返し)に慣れることは、将来の情報Ⅰ対策の土台になります。

「プログラミング教室に通うだけで情報Ⅰは大丈夫?」

小・中学生向けのプログラミング教室は、高校の情報Ⅰ対策の「基礎力形成」に特化しています。高校生になったら情報Ⅰ専用の対策が別途必要ですが、プログラミング的思考が身についているかどうかで理解速度に大きな差が出ます。

保護者説明のフレーム:「受験対策」より「AI時代の基礎力」

情報Ⅰへの対応を「受験対策」としてのみ語ると、「受験が終われば不要」という印象を与えます。「プログラミング的思考=AI時代を生き抜く基礎スキル」というフレームで説明することで、継続入会の理由が強まります。

小中学生向けプログラミング教室が情報Ⅰに強い理由

小学校からプログラミング的思考を体験してきた生徒は、高校で情報Ⅰを学ぶときに「概念の理解」に時間がかかりません。アルゴリズムの「順次・分岐・繰り返し」という3つの基本概念は、マインクラフトのコマンドブロックや海賊シリーズの関数ブロックで体感済みであるため、高校の授業でスムーズに接続できます。

これは「先取り学習」というより、概念的な地盤の形成です。数学の計算力が算数の反復で育つのと同様に、プログラミング的思考力はゲームや教材を通じた長期的な体験から形成されます。

情報Ⅰ時代に対応した教室運営のまとめ

共通テスト情報Ⅰの導入は、塾のプログラミング講座に新たな「語り口」を提供しています。「情報Ⅰに向けた基礎力形成」という文脈で小中学生の入会動機を作り、高校生には専用対策コースまたは既存の対策教材との連携で応えるという二層構造が有効です。

重要なのは、「情報Ⅰ対策だから必要」という受験需要だけに頼らず、プログラミング的思考という普遍的スキルの習得を軸に据えることです。受験が終わっても続ける理由がある教室こそ、長期的な継続率と口コミにつながります。

塾向けプログラミング教材の選び方ガイドでは、共通テスト情報Ⅰへの対応を含むカリキュラムの選定基準を解説しています。

CraftPlusは、マインクラフト教育版を使ったプログラミング的思考の体験型教材を、学習塾・学童施設向けに提供しています。小中学生が楽しみながらアルゴリズムの概念に触れる授業設計を、まず無料トライアルでご確認ください。

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※ 本記事の情報は2026年5月時点の内容です。正確性についてはできる限り配慮しておりますが、保証するものではありません。最新情報は各サービス提供元の公式サイトをご確認ください。