マインクラフト教育版プログラミング教育塾導入学童

マインクラフト教育版とは?費用・通常版との違い・導入手順

(更新: 2026年8月31日
マインクラフト教育版とは?費用・通常版との違い・導入手順

マインクラフト教育版(Minecraft Education)とは、マイクロソフトが提供する教育機関向けのマインクラフトで、プログラミング・論理的思考・創造力を育てるために設計されたゲーム型学習ツールです。 この記事では、学習塾や学童施設がマインクラフト教育版を導入する際の手順・費用・授業設計のポイントを、現場で使える形で解説します。

2032年
必修化から10年超の節目
小学校プログラミング必修化は2020年度開始(文部科学省)
US$36
営利団体のライセンス費用(1人・年)
認定教育機関は US$5.04。Minecraft Education 公式
114か国
教育版の導入国数
Microsoft Education公式(2023年)

先に結論:費用・入手方法・通常版との違い

検索してこのページに来られた方が最初に知りたい点を、先にまとめます。それぞれの詳細は以下の各章で解説します。

知りたいこと結論
費用認定教育機関は1人あたり年 US$5.04、営利団体は年 US$36。塾・学童は後者になることが多く、約7倍の差があります
無料で試せるか試せます。Microsoftが検証した教育機関なら教員アカウント25ログイン・生徒アカウント10ログイン。検証対象外の組織は10ログインまで
入手方法公式サイトからダウンロード。利用にはMicrosoft Entraテナントと教育版ライセンスが必要です
通常版との違い教室モード、コードビルダー(ブロック/JavaScript/Python)、マルチプレイ管理、イマーシブリーダーが追加されています
対応機種Windows(64bitのみ)・macOS 14以上・iPad・Chromebook。教室で使うならメモリ8GBを基準に
塾・学童の場合学校法人ではないため「Microsoft検証済みの学術機関」に該当しないことが多く、その場合は商用ライセンスでの契約になります

⚠️塾・学童が最初につまずくのはライセンスの区分です

無料試用や教育機関向けの条件は、Microsoftが「検証済みの学術機関」と認めた組織が対象です。学習塾・学童保育はこれに該当しないことが多く、その場合は無料ログイン10回で試したうえで商用ライセンスを契約する流れになります。Microsoft Entraテナントを持っていない場合も、商用ライセンスの購入時に無料で作成できます(Microsoft公式ドキュメントより)。

マインクラフト教育版とは何か

マインクラフト教育版(Minecraft Education)とは、通常のマインクラフトをベースに、教育目的の機能を追加したMicrosoft公式の学習プラットフォームです。通常版との最大の違いは、授業進行をサポートする「教室モード」、Pythonおよびブロックプログラミングが体験できる「コードビルダー」、複数人が同一ワールドで学べるマルチプレイ管理機能の3点にあります。

通常版との主な違い

マインクラフト教育版は、子どもが「遊び」と感じながら実際にはプログラミングの概念を習得できる構造になっています。コードビルダーでは、ブロックプログラミング(MakeCode)からPython・JavaScriptまで段階的に移行できるため、初心者から上級者まで同じプラットフォームで学習を継続できます。また、教師・指導者用のダッシュボードからすべての生徒の進捗を一括管理できる点は、塾での集団指導に特に適しています。機能の一覧と、家庭で使う通常版との具体的な差は教育版と通常版の違いにまとめました。

💡コードビルダーで使える言語

マインクラフト教育版のコードビルダーはブロック(MakeCode)・Python・JavaScriptの3種類に対応しています。年齢やスキルに合わせて同一環境内で言語を切り替えられるため、低学年から高学年まで一貫したカリキュラムを設計できます。

塾・学童が導入すべき理由

プログラミング教育市場は、2020年の小学校必修化以降、民間教育機関でも急速に需要が拡大しています。保護者が「楽しく通える」「成果が見える」スクールを求める中、マインクラフト教育版は子どもの自発的な参加意欲を引き出す数少ないツールのひとつです。

生徒の継続率に直結する「動機づけ」

一般的なプログラミング教材は、学習初期のハードルが高く、成果が可視化されにくいため生徒が途中で意欲を失うケースが少なくありません。マインクラフト教育版では、コードを書いた結果がゲーム内に即座に反映されるため、「動かした・作れた」という達成感を毎回の授業で体験できます。この即時フィードバックの仕組みが、生徒の継続率向上につながります。

保護者への説明がしやすい

マインクラフトはすでに多くの家庭で認知されているタイトルです。「マインクラフトでプログラミングを学ぶ」という説明は保護者に伝わりやすく、入塾の意思決定を後押しします。体験授業での反応も良く、新規生徒の獲得コスト低減につながるケースが報告されています。

体験授業のポイント

体験授業では「コードを書いてキャラクターを動かす」30分完結のワールドを使うと、プログラミング未経験の子どもでも成功体験を得やすくなります。CraftPlusでは無料お試し用のワールドデータを提供しています。

導入前に知っておくべき手順と費用

マインクラフト教育版の導入は大きく「ライセンス取得」「機器整備」「カリキュラム準備」の3ステップで進みます。各ステップで発生するコストと注意点を整理します。

ステップ1:ライセンスの取得とダウンロード

マインクラフト教育版を利用するには、Microsoft Entraテナント(Microsoft 365 Education・Business・Enterpriseのいずれかのアカウント)と、教育版のライセンスが必要です。年間費用は認定教育機関で1人あたり US$5.04、営利団体で US$36 です。学習塾・学童は営利団体の価格になることが多く、約7倍の差があります。 米ドル建てのため為替の影響も受けます(費用の詳細)。

購入経路は3つあります。

経路向いている組織
Microsoft 365 管理センターから直接購入少人数から始めたい塾・学童
ボリュームライセンス(EES)認定教育機関。Microsoftチャネルパートナー経由での手続きになります
パートナーリセラー経由導入支援もあわせて受けたい場合

直接購入は Minecraft Education の公式ライセンスページから手続きできます。アプリ本体は公式のダウンロードページで配布されており、Windows・Mac・iPad・Chromebookそれぞれに専用のインストール手順が用意されています。支払いはクレジットカード・デビットカードのほか請求書払いにも対応していますが、請求書払いには初回金額などの条件があります。

⚠️ライセンス取得はご自身で行う必要があります

CraftPlusはマインクラフト教育版のライセンス取得サポートを提供していません。ライセンスはMicrosoft公式チャネルを通じて塾・施設側で自律的に取得してください。取得後の教材・ワールドデータの活用サポートはCraftPlusが担います。

ステップ2:動作環境の確認

マインクラフト教育版はWindows・Mac・iPad・Chromebookに対応しています。既存の塾PCやタブレットがそのまま使えるケースが多いですが、スペックの確認は必須です。

項目最低要件推奨要件
OSWindows 10/11(64bitのみ)・macOS 14以上同左の最新版
メモリ2GB8GB
ストレージ2GB4GB
CPUIntel Core i3-4150/AMD A8-6600KIntel Core i7-6500U/AMD FX-4100

最低要件は教室での利用を想定した数字ではありません。 Microsoft は最低要件について 「5人以上のマルチプレイをホストすると遅延・切断などの深刻な問題が起きうる」と明記しています。 授業で使うなら推奨要件を基準にしてください(動作環境の詳細)。

ステップ3:カリキュラム・教材の準備

ライセンスと機器が整ったら、最も時間のかかる「何をどう教えるか」の設計に入ります。塾向けプログラミング教材の選び方ガイドも参考にしながら、カリキュラム設計を進めてください。オリジナルのワールドをゼロから作成するには専門知識と相当な工数が必要です。CraftPlusでは塾・学童向けに設計済みのワールドデータと指導案をセットで提供しており、初回授業まで最短で準備できます。申し込みから初回授業までに実際に何をするかは、導入の流れにまとめています。

自社制作 vs 既製教材の比較

課題

ワールドを自社制作する場合

  • ワールド制作に数十〜数百時間の工数が必要
  • Minecraftの仕様変更のたびに修正対応が発生する
  • 指導者のスキルに授業品質が依存しやすい
  • 教材ノウハウが属人化し、スタッフ交代時にリスクが生じる

メリット

CraftPlusの既製教材を活用する場合

  • 設計済みワールドデータですぐに授業を開始できる
  • カリキュラムと指導案がセットで提供される
  • スタッフが変わっても授業品質を均一に保てる
  • 無料お試しワールドで導入リスクを抑えられる

指導者スキルの問題をどう解決するか

マインクラフト教育版を導入する塾が直面しやすい課題のひとつが、「指導できるスタッフがいない」という問題です。ゲームに慣れていない講師でも進行できるよう、CraftPlusの教材は指導案に「このタイミングでこう声をかける」という具体的なスクリプトを盛り込んでいます。プログラミングの専門知識がなくても、授業の流れに沿って進行できる構成になっています。実際の進行手順は授業の進め方で公開しています。

導入までにかかる期間

「思い立ってから最初の授業まで」に何をするかを、週単位で並べます。いちばん時間がかかるのは、意外にもカリキュラムの準備ではなく、組織アカウントの用意です。

時期やること目安
1週目組織アカウント(Microsoft Entra テナント)の用意。すでに Microsoft 365 を業務利用しているなら不要数日〜1週間
1〜2週目無料試用で動作確認。10ログインまでなので、代表の端末で目的を絞って使う1日
2週目端末の確認。OSのバージョンと64bit/32bit、メモリを1台ずつ半日
2〜3週目ライセンスの購入と、生徒・講師への割り当て数日
3週目端末へのインストール。台数が多いなら配布ツールの検討台数次第
3〜4週目授業と同じ人数での動作確認。ここを1台で済ませると当日に問題が出る1コマ分
4週目体験会・保護者説明

最短で1ヶ月、余裕を見るなら2ヶ月です。新学期や長期休みに合わせるなら、逆算して2ヶ月前から動き始めてください。

⚠️組織アカウントで止まることが多いです

教育版は個人の Microsoft アカウントでは使えません。組織用のアカウント基盤が必要で、ここの手配に社内調整が入ると数週間かかることがあります。先に着手してください。 手順は教育版マインクラフトの始め方にまとめています。

他の教材と比べてどうか

プログラミング教材の選択肢はマインクラフトだけではありません。構造的な違いを整理します。

マインクラフト教育版Scratchロボット教材タブレット教材
ライセンス費用1人あたり年額(詳細無料教材本体の購入費月額または買い切り
必要な機材PC(要件ブラウザが動けばよいロボット本体+PC/タブレットタブレット
初期費用低い(既存PCが使えれば)ほぼゼロ高い(1台数万円)
子どもの食いつき高い(すでに知っている)高い
保護者への説明しやすい(知名度がある)しにくいしやすい普通
学年の幅小1〜中3小1〜中学教材による低学年向けが多い
教室の準備PCと回線PCと回線保管場所と破損対応充電と管理

Scratch は無料です。費用だけで選ぶならこれが最も安く、実際に多くの教室が使っています。マインクラフトを選ぶ理由があるとすれば、子どもがすでに知っていて、通う動機になるという一点です。

ロボット教材は初期費用が重く、機材の保管と破損対応が発生します。一方で「物が動く」という分かりやすさがあり、体験会での訴求力は高いです。

💡「マイクラだから選ばれる」は入口だけです

子どもが興味を持つのは事実ですが、それは入会の理由であって継続の理由にはなりません。3ヶ月目以降に効くのは、進度が個別に進むか、成果が見えるか、講師が対応できるかです。教材を選ぶときは、体験会の反応ではなく半年後の運営を基準にしてください。

体験会をどう設計するか

導入を決めたあと、最初の関門が生徒集めです。マインクラフトは体験会との相性が良い教材ですが、設計を誤ると「楽しかった」で終わります。

30分で成功体験まで届かせる

体験会で見せるべきは、自分の操作で何かが変わった瞬間です。ワールドを自由に歩き回らせるだけでは、家でやっているのと同じです。

  • 課題を1つに絞る(例:ブロックを積んで橋を架ける)
  • 失敗させてから直させる。一発で成功すると学びが見えません
  • 最後に「何をしたか」を本人に言わせる。保護者が聞いています

保護者を同席させる

子どもだけを見せると、保護者には「ゲームをしていた」としか映りません。保護者にも画面を見せて、何が起きているかを実況してください。

「いま、この子は『橋を作って』と伝えました。でも短すぎて向こう岸に届きませんでした。次にどう言うか考えています」——この実況があるかないかで、受け取り方が変わります。

無料試用の10ログインをどう使うか

体験会を何度も開くには、無料試用の回数が足りません。10ログインは授業2〜3回分です。

現実的な進め方は次のどちらかです。

  1. 無料試用は内部の動作確認だけに使い、体験会はライセンス購入後に行う
  2. 体験会は1回にまとめ、複数家庭を同時に呼ぶ

よくある質問

Q. 家庭で使っているマインクラフトを教室に持ち込めますか。 できません。教育版と通常版はアカウントもソフトも別です。逆に、教室で使った教育版を家庭で続けることもできません。入会前に伝えておくと行き違いが減ります(違いの詳細)。

Q. 学習塾は学校向けの価格で買えますか。 買えないことが多いと考えてください。公式には認定教育機関が1人あたり年 US$5.04、営利団体が年 US$36 で、約7倍の差があります。判定は Microsoft 側が行います(費用の詳細)。

Q. 教室の古いパソコンでも動きますか。 OSの条件が厳しくなっています。Windows は64bit版のみ、Mac は macOS 14 以上です。Linux と ChromeOS Flex は非対応です。メモリは最低2GBとされていますが、授業では8GBを基準にしてください動作環境)。

Q. 何人まで同時に入れますか。 1つのワールドに最大30人です。別途サーバーを立てる必要はありません。ただし端末が最低要件しか満たしていない場合、5人以上で切断や遅延が起きる可能性があると公式に明記されています。

Q. プログラミングの知識がないスタッフでも教えられますか。 教材によります。指導案に「このタイミングでこう声をかける」まで書かれているものを選べば、専門知識なしで進行できます(講師は未経験でも務まるか)。

Q. 導入までどれくらいかかりますか。 最短1ヶ月、余裕を見て2ヶ月です。組織アカウントの手配に社内調整が入ると、そこで数週間かかることがあります。

Q. 途中でやめられますか。 Minecraft Education のライセンスは年間契約です。なおライセンス設定をオフにしても、実際に使えなくなるまで最大30日かかります(Microsoft 公式ドキュメント)。生徒が入れ替わる運用では席数に余裕を持たせてください。

導入後の運営と差別化ポイント

マインクラフト教育版を使ったプログラミング授業を継続的に運営するには、保護者向けの「学習成果の見せ方」が重要です。授業中に作成したワールドのスクリーンショットをポートフォリオとして保護者に共有する、発表会を学期末に開催するなど、「何ができるようになったか」を可視化する工夫が生徒の継続と口コミにつながります。

競合塾との差別化

プログラミング教室が増加する中、「マインクラフト教育版を使っている」という事実自体は差別化になりにくくなりつつあります。重要なのは、カリキュラムの一貫性・指導品質の安定・成果の可視化という3点です。CraftPlusの教材は、この3点を塾が自力で実現するための仕組みとして設計されています。

保護者向け成果報告のアイデア

①授業ごとにワールドのスクリーンショットをLINEで共有 ②学期末に生徒がワールドを発表する「作品発表会」を開催 ③「できるようになったこと」をチェックシートで可視化して面談時に使用

まとめ

導入前に確認すべき項目

①Microsoftアカウントとライセンスの取得経路を確認する ②既存PCのスペックが最低動作環境を満たしているか確認する ③指導スタッフが授業を進行できる教材・指導案を用意する ④体験授業用の無料ワールドで生徒・保護者の反応を確かめる ⑤保護者への学習成果の見せ方を事前に設計する

アカウントの用意からサインインまでの手順は教育版マインクラフトの始め方、契約前に確認しておくことは導入前の注意点7つ、教科での使われ方と30人同時接続の条件はマインクラフトを授業で使う、起動しない・ログインできないときはトラブルの切り分けにまとめています。

マインクラフトプログラミングの授業設計についてはマイクラ教室を塾で開くには?教材の選び方と授業の進め方でも詳しく解説しています。

マインクラフト教育版を塾・学童に導入するとは、ライセンスを取得してゲームを動かすだけでなく、「子どもが夢中になりながらプログラミングを学べる授業体験」を設計・運営することです。生徒の継続率向上・新規獲得・保護者満足度の向上という三つの課題を、マインクラフト教育版は同時に解決できるポテンシャルを持っています。

CraftPlusは、株式会社セカンドラボが運営する塾・学童向けマインクラフト教育版プログラミング教材です。無料お試し用のワールドデータを提供していますので、まずは実際の教材を体験してから導入を検討したい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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※ 本記事の情報は2026年5月時点の内容です。正確性についてはできる限り配慮しておりますが、保証するものではありません。最新情報は各サービス提供元の公式サイトをご確認ください。

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