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プログラミング教室の月謝の決め方|相場に合わせる前にやること

プログラミング教室の月謝の決め方|相場に合わせる前にやること

月謝を「相場が9,800円だから9,800円」と決めると、あとで苦しくなります。 相場は他社の費用構造から出た数字で、自分の教室の費用とは関係がないためです。この記事では、費用から積み上げて下限を出し、そこに相場を重ねるという順序で、月謝の決め方を整理します。

7,000〜18,000円
月4回の授業料の目安
コエテコ byGMO
6,000〜12,000円
月2回の授業料の目安
コエテコ byGMO 公開料金まとめ
5,000〜15,000円
入会金の目安(10,000円が比較的多い)
コエテコ byGMO 公開料金まとめ

順序を逆にしないでください

よくある決め方は「近隣の教室を調べて、それより少し安くする」です。これが一番危ないやり方です。

比較対象の教室は、あなたの教室とは違う費用構造で動いています。フランチャイズなら売上の10%(外部サイト・新しいタブで開きます)や20%(外部サイト・新しいタブで開きます)のロイヤリティを払っており、その分を月謝に乗せています。iTeen が公開している収支モデルは20坪前後・月額家賃15万円程度(外部サイト・新しいタブで開きます)で、この家賃も月謝に乗っています。オンライン専業なら教室の家賃がありません。他社の月謝には、他社の事情しか入っていません。

正しい順序は次の3ステップです。

  1. 費用を積み上げて、下限を出す
  2. 相場と照らして、上限を確認する
  3. その幅の中で、提供内容に合う位置を選ぶ

ステップ1:費用から下限を出す

必要な情報は3つです。

固定費(生徒数に関係なくかかるもの)

項目既存の塾に追加する場合新規に開く場合
教室の家賃・光熱費0円(空きコマを使う)物件費用が丸ごと乗る
講師の人件費0円〜(既存スタッフが担当)採用するなら別途(勤務形態による)
教材の基本利用料契約による契約による
ロイヤリティFCなら。売上の10%(外部サイト・新しいタブで開きます)・20%(外部サイト・新しいタブで開きます)といった歩合型のほか、生徒1人あたり月額1,500円〜の従量型(外部サイト・新しいタブで開きます)もある同左

変動費(生徒1人増えるごとにかかるもの)

項目目安
教材の席単価生徒1人あたり2,000円前後が多い
Minecraft Education のライセンス1人あたり年36ドル(営利団体の場合)
印刷物・消耗品数百円

Minecraft Education のライセンス費用は見落とされがちです。塾・学童は「営利団体」の価格になることが多く、学校向けの約7倍になります。詳しくは教育版マインクラフトの費用をご覧ください。

計算式

月謝の下限 =(固定費 + 目標利益)÷ 想定生徒数 + 1人あたりの変動費

想定生徒数は控えめに置いてください。 「20人集まる前提」で計算した月謝は、10人しか集まらなかった時点で破綻します。

✅想定生徒数は「確実に来る人数」で

既存の塾なら、いま通っている生徒のうち何人が申し込みそうかを見積もれます。その人数で計算してください。 新規募集ぶんは上振れとして扱い、計算には入れないほうが安全です。

ステップ2:相場と照らす

積み上げた下限が相場の範囲に収まっているかを確認します。コエテコ byGMO のまとめ(外部サイト・新しいタブで開きます)では、授業料は「月2回 6,000円~12,000円 月4回 7,000円~18,000円」とされています。週1回(月4回)で開くなら、下の表で位置を確認してください。

状況意味
下限が7,000円を下回る余裕がある。相場内で自由に設定できる
下限が7,000〜18,000円相場の範囲。提供内容で位置を決める
下限が18,000円を超える費用構造に問題がある可能性。固定費を見直す

マインクラフトを使う教室に絞ると、コエテコは費用感をこう書いています。

マイクラプログラミング教室の費用感は、月額数千円から2万円が目安です。

— コエテコ byGMO「マイクラプログラミング教室の料金相場は?」(外部サイト・新しいタブで開きます)

下限が相場を超える場合、月謝を上げて解決しようとしないでください。専任講師を雇う前提になっていないか、新規物件を借りる計画になっていないかを先に疑ってください。

ステップ3:幅の中で位置を選ぶ

相場の範囲に収まったら、次で判断します。

  • 回数 — 週1回か、月2回か。相場の数字は週1回を前提にしていることが多い
  • 時間 — 60分か90分か
  • 人数 — 個別か、少人数か、集団か
  • 教材 — 使い放題か、進度に応じて追加費用が出るか

💡安くしすぎない理由

月謝を相場より大きく下げると、「安いから質も低いのだろう」と受け取られることがあります。習い事の価格は品質のシグナルとしても働きます。既存の塾なら信頼の土台があるので、価格を下げて勝負する必要はありません。

入会金と教材費をどう扱うか

月謝以外の費用も設計に含めます。

費目考え方
入会金5,000円〜15,000円が目安で、10,000円の設定が比較的多い(外部サイト・新しいタブで開きます)。立ち上げ費用の回収に充てる
教材費設定幅がもっとも大きい費目で、1,000円〜60,000円程度と開きます(外部サイト・新しいタブで開きます)。月謝に含めるか、別建てにするか。別建ては説明が増えるので、含めるほうが運用は楽
パソコン教室で用意するか、持ち込みか。持ち込みは動作環境の確認が必要(要件)

費目を増やすほど、保護者への説明が複雑になり、問い合わせが増えます。 迷ったら月謝に寄せて、内訳を聞かれたときに答えられるようにしておくほうが実務は回ります。

値上げは難しいと考えてください

習い事の月謝は、一度決めると上げにくいものです。既存の生徒に値上げを通知すると、退会のきっかけになります。

そのため、最初の設定で「これで3年やれるか」を確認してください。 判断材料は次の3つです。

  1. 生徒が想定の半分でも赤字にならないか
  2. Minecraft Education のライセンス費用が米ドル建てで為替の影響を受けることを織り込んだか
  3. 講師を1人増やす必要が出たとき、何人で吸収できるか

まとめ

✅この記事の要点

①相場から決めない。費用から積み上げて下限を出し、そこに相場を重ねる ②想定生徒数は「確実に来る人数」で計算する ③下限が相場(月4回で7,000〜18,000円)を超えるなら、価格ではなく費用構造を見直す ④安くしすぎない。既存の塾は信頼が土台にあるので価格勝負は不要 ⑤費目は増やしすぎない ⑥値上げは難しい。3年やれる設定かを最初に確認する

採算そのものの考え方はプログラミング教室は儲かるのか|採算が合う条件と合わない条件、フランチャイズ加盟との比較はプログラミング教室にフランチャイズは必要か|加盟金ゼロの選択肢にまとめています。

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この記事を書いたのは 株式会社セカンドラボ(クラフトプラス編集部)です。

学習塾・学童・学校向けに、教育版マインクラフトを使った学習教材を提供しています。 記事の数字は公的統計・各社の公表資料など一次情報にあたって書き、出典へのリンクを本文に置いています。

※ 本記事の情報は2026年9月時点の内容です。正確性についてはできる限り配慮しておりますが、保証するものではありません。最新情報は各サービス提供元の公式サイトをご確認ください。

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