教育版マインクラフトの動作環境|教室のPCで足りるか確認する

教育版マインクラフト(Minecraft Education)の最低要件は、メモリ2GB・ストレージ2GB・Intel Core i3-4150 相当です。ただし、この最低要件は「1人で動かす」ための数字で、教室での使い方には足りません。 Microsoft は公式サポートのシステム要件(外部サイト・新しいタブで開きます)で、最低要件について5人以上のマルチプレイでは深刻な問題が起きうると明記しています。この記事では、公式の要件と、教室で実際に使う場合の判断基準を整理します。
まず対応OSを確認する
古い端末を流用しようとすると、ここで引っかかります。以下は Minecraft Education 公式サポートのシステム要件(外部サイト・新しいタブで開きます)から引いています。
| 端末 | 対応する最低OS |
|---|---|
| Windows PC | Windows 10 または 11(64bit のみ) |
| Mac | macOS 14 以上 |
| Chromebook | Chrome OS 114 |
| iPhone / iPad | iOS 15 / iPadOS 15 |
| Android スマートフォン・タブレット | Android 8 |
⚠️2026年2月に要件が引き上げられました
公式サポートは「Changes made on February 17, 2026」として、Windows の 32bit 版はサポート対象外になったこと、あわせてメモリの最低要件・推奨要件も引き上げられることを告知しています。Android と Chromebook の 32bit 端末については、同じ告知の中で「現時点では終了しないが、将来のアップデートで終了する予定であり、実施前に告知する」とされています。
macOS も 14 以上が必要です。これより古い記事では「macOS 11 以上」と書かれていることがありますが、現在の要件とは異なります。
使えない環境
- Linux は非対応です。 公式サポート(外部サイト・新しいタブで開きます)は Ubuntu・EDUbuntu・ZorinOS Education・Debian EDU・Ubermix などを名指しで挙げたうえで、他プラットフォームをエミュレートして Linux 上で動かす方法もサポート対象外だとしています
- ChromeOS Flex、Amazon FireOS、HarmonyOS は非対応です。 Chromebook と Android は「Google Play Services に対応していること」が条件になります
- Android エミュレータ(ChromeOS 標準のものを除く)も対象外です
中古端末や、古いPCに軽量Linuxを入れて教室用に仕立てる、といった方法は使えません。
ハードウェアの要件
Windows PC・Mac・Chromebook
| 項目 | 最低要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3-4150/Intel Celeron N4100/AMD A8-6600K | Intel Core i7-6500U/AMD FX-4100 |
| メモリ | 2 GB | 8 GB |
| ストレージ | 2 GB | 4 GB |
| グラフィック(内蔵) | Intel HD Graphics 4400 または AMD Radeon R5 シリーズ(OpenGL 4.4 対応) | — |
| グラフィック(単体) | Nvidia GeForce 400 シリーズ または AMD Radeon HD 8000 シリーズ(OpenGL 4.4 対応) | Nvidia GeForce 940M または Radeon HD 7750 |
iPad・iPhone
| 項目 | 最低要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| CPU | 32bit または 64bit | 64bit |
| メモリ | 1 GB | 4 GB |
| ストレージ | 2 GB | 4 GB |
Android スマートフォン・タブレット
| 項目 | 最低要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| CPU | 32bit または 64bit | 64bit |
| グラフィック | OpenGL ES 3.1 以上 | OpenGL ES 3.2 |
| メモリ | 1 GB | 4 GB |
| ストレージ | 2 GB | 4 GB |
教室では「最低要件」を基準にしないでください
ここが実務上、いちばん重要な点です。
Microsoft はシステム要件(外部サイト・新しいタブで開きます)のページで、最低要件と推奨要件の意味を次のように説明しています。原文は英語です。
Minimum specifications: Should allow you to participate in all common scenarios in Minecraft Education - such as library content, coding, and multiplayer - with some limitations such as low frame rates, shorter rendering distances, occasional lag, and performance issues. When hosting a multiplayer session of 5 or more people you may experience significant performance issues such as lag, rubber-banding, players disconnecting, inventory not opening, etc.
拙訳すると、最低要件はライブラリのコンテンツ・プログラミング・マルチプレイといった一般的な使い方に一通り参加できる水準だが、フレームレートの低下、描画距離の短さ、ときどきの遅延といった制限があり、5人以上のマルチプレイをホストすると、遅延・キャラクターが元の位置に戻される現象・プレイヤーの切断・インベントリが開かないといった深刻な性能問題が起きる可能性がある、という意味になります。
推奨要件については「一般的な使い方で一貫した性能が得られ、10人以上が参加するより大きなマルチプレイもホストできるはず」と説明されています。
授業では複数の生徒が同じワールドに入ります。最低要件しか満たしていない端末は、その時点で想定外の使い方になります。 授業中に生徒が切断される、インベントリが開かない、といったトラブルは、教材やネットワークではなく端末性能が原因のことがあります。
✅判断の目安
①メモリ8GB以上を基準にする(最低要件の2GBは教室では現実的でない) ②Windows は64bit版であることを確認する ③Mac は macOS 14 以上か確認する ④ストレージは4GB以上の空きを見ておく ⑤5人以上で同じワールドに入るなら、推奨要件を満たす端末を用意する
よくある確認手順
導入前に、教室にある端末で次を確認してください。
- OSのバージョン — Windows は「設定 → システム → バージョン情報」でエディションとシステムの種類(64ビット)を確認します。Mac は「このMacについて」です
- メモリ容量 — 同じ画面で確認できます。4GB の端末が多い場合、授業の規模を絞るか端末の更新を検討することになります
- 空き容量 — ゲーム本体とワールドで2GB以上、余裕を見るなら4GB以上
- 実際に動かす — 仕様表だけでは判断しきれません。無料で試せる範囲があるので、代表的な端末1台で実際に起動してみるのが確実です
まとめ
✅この記事の要点
①最低要件はメモリ2GB・ストレージ2GBだが、教室では推奨の8GBを基準にする ②最低要件では5人以上のマルチプレイで切断や遅延が起きうると公式に明記されている ③Windows は64bit版のみ、Mac は macOS 14 以上(2026年2月の変更) ④Linux・ChromeOS Flex・FireOS は非対応で、エミュレータも使えない ⑤仕様表で判断せず、代表端末1台で実際に起動して確かめる
費用については教育版マインクラフトの費用、通常版との機能差は教育版と通常版の違い、導入の全体像はマインクラフト教育版とは?費用・通常版との違い・導入手順にまとめています。
なお本記事の数値は Minecraft Education 公式サポートの System Requirements(外部サイト・新しいタブで開きます) にもとづいています(2026年9月時点で確認)。要件は改定されることがあるため、導入直前には公式の最新情報もあわせてご確認ください。
この記事を書いたのは 株式会社セカンドラボ(クラフトプラス編集部)です。
学習塾・学童・学校向けに、教育版マインクラフトを使った学習教材を提供しています。 記事の数字は公的統計・各社の公表資料など一次情報にあたって書き、出典へのリンクを本文に置いています。
※ 本記事の情報は2026年9月時点の内容です。正確性についてはできる限り配慮しておりますが、保証するものではありません。最新情報は各サービス提供元の公式サイトをご確認ください。
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