☰ サポートのページ一覧

マイクラAIの指導ポイント(講師向け)

マイクラAIを使う授業で、どんな力を身につけてもらうのか、講師が見るところをご案内します。

マイクラAIでは、生徒が日本語で伝えたことを、AIがプログラム(ブロックまたは Python)にして動かします。 プログラムを組む部分はAIが引き受けます。そのぶん、講師が見るところが変わります。

画面の使い方はマイクラAIの使い方をご覧ください。

このコースで身につけたい力

3つあります。以下の節は、それぞれをどう見るかの話です。

身につけたい力どういうことか
作りたいものを言葉にする頭の中にあるものを、相手に分かる言葉にできる
ちがいに気づいて言い直す出てきたものを見て、どこがどう違うかを言える
任せるか自分でやるか選ぶAIに頼むほうが早いか、手を動かすほうが早いかを判断できる

「うまく作れたか」ではありません。作る部分はAIがやってくれます。 作りたいものを持っていて、それを人に伝えられるか。そこを見ていただきます。

「AIを使うと、力がつかないのでは?」

保護者や講師から、多くいただく質問です。

問題なのは分からないまま先へ進めてしまうことで、AIを使うこと自体ではありません。 そして分からないまま進ませない調整は、講師にしかできません。

やることは2つです。

  • 出てきたプログラムを読ませる。 動いたら終わりにせず、「これ、何してるの?」と聞く
  • あえてAIを使わない場面を作る。 全部をAIでやらせない

どこで使い、どこで使わないか

教材は反復の構造になっています。似た内容のドリルが何回か続き、 単元の終わりのほうに、それまでを使って作る回(「水の都」「古代都市」など)が来ます。 そこに合わせて切り替えるのが目安です。

AIの使いかた
新しい単元に入った最初使わない。 まず自分でやってみる
2回目・3回目生徒を見て決める
単元の終わりの、まとめて作る回使ってよい

方針は統一しなくて構いません

生徒によって変えてください。同じ単元でも、ある生徒には早めに使わせ、別の生徒には最後まで自分でやらせる、で構いません。

使う場面と使わない場面を講師が意識して切り替えていただくことが、このコースでは重要になります

それでも、理解が必要になる場面は出てきます

AIに任せきりで進めても、人が理解しないと先へ進めなくなる場面が出てきます。 そこでは、生徒が自分で読んで理解することになります。

なので、すべてを講師が管理しきる必要はありません。 使わせない場面を意識して作っておけば足ります。

授業の流れ

  1. 教材を開いて、課題を読む — ここまでは今までと同じです
  2. マイクラAIに、作りたいものを伝える — 生徒が自分で入力します
  3. 出てきたプログラムを Minecraft で動かす
  4. ちがったら、言い直す — 「やっぱり10段にして」のように直したいところだけ伝えると、その部分だけ書き換わります
  5. まとめクイズ — 今までと同じです

2 で指示が短くても、そのまま送らせてください。言葉が足りなければ、その分は次に説明する形でAIから返ってきます。 先に指摘するより、生徒が画面を見て気づくほうが早いです。

AIが決めたことの読み方

生徒が言わなかった項目は、AIが自分で決めます。決めた内容は、実行のあとにチャット欄へ表示されます。

チャット欄。生徒の「らせんかいだんを作って」に対して、AIが「きみが言わなかったところは、こう決めたよ!」として、まがりかた・歩数・材質を一覧で返している
赤枠がAIからの返事です。生徒が言わなかった項目が一覧で返ってきます

生徒が詳しく伝えるほど、この一覧は短くなります。全部伝わっていれば「できたよ!」だけになります。 ①の力がどれだけ育っているかの目安としてご覧ください。

出かた見かた声のかけ方
たくさん出た決め忘れが多かった、ということです「AIが5個も決めたね。どれを自分で決めたい?」
1〜2個ふつうです「これ、決めてなかったね」で十分です
「できたよ!」だけ伝えきれています「次はもっと大きいものを作ってみよう」

直しかたは2つあります

思ったとおりにならなかったとき、直す方法は2つあります。どちらでも構いませんし、混ぜても構いません。

直しかた中身
AIに言い直すAIはいま書かれているプログラムを見たうえで直します。ゼロから作り直すのではなく、必要なところだけ書き換わります
自分で直すブロックを動かしたり、プログラムを書き換えたりして構いません。手で直したあとに、続きをAIに頼むこともできます

大事なのは、どちらで直すかではありません。どこをどう直したいかを、言葉にできるかどうかです(②の力)。

「なんか違う」で止まっている生徒には、「どこが?」「どうなってほしい?」と聞いてください。 「3段目を石にしたい」まで言えれば、AIに頼んでも自分で直しても、どちらでも進みます。

AIを使うかどうかも学びです

全部をAIに書かせる必要はありません。そもそも、何でもAIに言えば一瞬でできる、という教材にはなっていません。 短い処理なら自分で書いたほうが早いですし、大きい建物やくりかえしはAIに任せたほうが確実です。

直すときも同じです。一言で済むならAIに言ったほうが早いですし、 ブロックを1つ動かすだけなら手のほうが早いこともあります。

どちらが早いかを、やりながら感覚でつかんでいくことも練習のうちです(③の力)。

講師からも「これ、自分で書いたほうが早くない?」と聞いてみてください。

何が得意で、何が苦手かを、使いながらつかむ

このコースで大きな部分を占める学びです。

AIには得意なことと苦手なことがあります。これは説明を聞いて覚えるものではなく、 自分で使ってみて、うまくいったり回り道したりするなかで分かってきます。 その機会がこの授業です。

これはマイクラAIだけの話ではありません

大人が仕事でAIを使うときも、失敗はだいたい2つに分かれます。

よくある失敗中身
任せすぎAIが苦手なことを、AIに任せてしまう
任せなさすぎAIのほうが得意なのに、任せずに自分で抱える

どちらも、AIの得意・不得意が分かっていないことから起きています。 逆に言えば、AIをうまく使える人は、そこが分かっている人です。

書籍や動画でも学べる内容ですが、実際に使いながら身につけたほうが定着します。 マイクラAIは、その練習を小学生のうちから積める場でもあります。

保護者に「AIが作るなら、子どもは何を学ぶのか」と聞かれたときは、ここをお話しください。

保護者へは、この説明ページをそのままお送りいただけます

ここまでの内容を保護者向けにまとめたページをご用意しています。弊社名・サービス名は表示されませんので、教室さまからのご案内としてお使いいただけます。費用と開始時期は教室さまごとに異なるため、ページには記載していません。
保護者向けページを開く(新しいタブで開きます)

困ったときは

画面の操作や接続はマイクラAIの使い方を、 授業中のトラブルはトラブル対応をご覧ください。

ページの先頭に戻る ↑

次のページ講師用コマンド

← サポートトップに戻る